現場日記

現場日記

防火水槽の設置

投稿者:第1建築部 久保田 健吾

先日、竣工した豊田市工場新築での防火水槽の設置状況をご紹介したいと思います。
市街地では消火栓があるため中々みることがありませんが、
今回の工場新築にあたり、40㎥取水可能水量が必要となります。

それでは施工状況をご紹介致します。

まずは水槽を支えるベースを設け、その上に1基およそ12tある
コンクリート2次製品を80tレッカーで吊り、3基連結しワイヤーで緊張します。

防火水槽の設置1
防火水槽の設置2

その際、消防の立会い検査に合格しないと埋めることができません。

防火水槽の設置3

合格した後、48時間放置しジョイント部の止水材が硬化したら埋戻します。
水張り試験を行い漏水が無いことを確認し、最後に再度消防の確認検査があり完了です。

防火水槽の設置④

仕上がった後は吸水口のマンホールしか見ることのできない防火水槽ですが、
設置の時はこのように施工しています。
建物以外の工作物を施工するのも大事な業務の一つです。

狭小地

投稿者:第2建築部 日比野 和樹

不動産会社さんからのご依頼で6月に着工しました、
瑞穂区内にある木造3階建2棟口の分譲住宅を、先日無事に引き渡すことができました。

名古屋市内では、どうしても敷地を目一杯使用した計画が多くなります。
今回の物件もこのような条件の計画で、建物の周りに工事中に使用する仮設足場を組むことも大変でした。
職人さんには頭が下がる思いです。

狭小地2

さらに、今秋は雨が多かったこともあり、
外装工事を思うように進めることが出来なかったので大変でした。
ですが、各協力業者さんの頑張りのおかげで、何とか工期に間に合わせることが出来ました。

どんな条件の物件でも、しっかりとした工事してくれる協力業者さんに感謝しつつ、
これからも力を合わせて条件をクリアに向けて頑張っていきたいです。

仲間たち(大工さん)

投稿者:第2建築部 海上 和信

先日建方をした物件が外部の形状がとても複雑な木造住宅でした。

仲間たち①

大工さんが力を合わせて徐々に建物が完成していく姿はいつ見ても感動させられます。
寄棟が重なった部分の手加工も熟練の技術により進んでいきます。
『さすが!』『カッコイイ!』といった言葉がとても似合います。

仲間たち②

若い社員大工もベテラン大工さんに交じって頑張っています。
本当に頼もしい仲間(大工さん)たちです。

仲間たち③

いつも安全作業ありがとうございます。

コケ落とし

投稿者:第2建築部 川瀬 元樹

昨年は梅雨が非常に長く、今年も季節外れの長雨がありました。
全体的に降水量が増えている中で外壁にコケが発生する事例が増えているようです。
実はHarutaの社屋のバルコニーでもコケが発生しています。
メーカーさんに相談したら外壁のコケ落としの薬品があるとのことだったので試してみました。

↓これが塗布前のコケが付いている状況です。

★塗布前①
★塗布前②

↓吹きかけて2日後にはだいぶ取れていますがまだ下の方にはコケが残っています。

★塗布後2日①
★塗布後2日②

↓7日後に見てみると綺麗に消えています。

★塗布後7日①
★塗布後7日①

面積が広いと原液を購入して5倍~10倍に希釈して噴霧器等で吹付ける必要がありますが、
今回は面積が少なかったのでホームセンターで購入できるスプレータイプのものを使いました。
吹付けて放置しておくだけなので非常に簡単です。

風通し、日当たり、周りの環境によってコケの発生を完全に防ぐことは困難ですが、
こまめに除去することで繁殖を抑制することは可能なのでお困りの方は一度お試し下さい。

 

こだわりに寄り添う

投稿者:第2建築部 鈴村 直樹

私たちの仕事はお客様のこだわりのイメージを、
限りなくそのままの形に仕上げることが使命だと思い、日々取り組んでいます。

二次元の図面が三次元の立体になってこそ、
初めて全てを感じ取っていただけるのではないでしょうか?

その中でも難しいと感じているのが、(間接)照明です。
最近施工させていただいた中で、勾配天井・吊押入れ下地袋・笠木天端の照明がありました。

↓勾配天井

勾配天井①

↓吊押入れ下地袋

↓笠木天端

笠木照明写真

お客様のイメージ通りにできているのか、いつもとても不安になりますが、
できあがったものをご覧になり「思った通り!」と言っていただけることが、
何よりも嬉しくやりがいを感じています。

これからも、お客様のこだわりに寄り添った良い建物を
提供できるよう取り組んでいきます。

鹿島邸上棟インタビュー

投稿者:営業部 丹羽 椎奈

9月下旬にHarutaの社員大工である鹿島さんのご自宅が無事上棟したということで、
インタビューをしました。

鹿島さんは、入社5年目で入社1年目の私よりは大先輩ではありますが、
40年以上のキャリアがあるHarutaの大工さん達の中では大工としてはまだまだ半人前らしく、
棟梁として現場を持つのは今回が初めてだそうです。
ですが、自分で自分の家を建てることができるのは、やはり大工さんならではですね。

では、さっそくインタビューに移っていきましょう!

 

◆大工として自分の家を建てることについてどう感じましたか?

自分でやることができるのはもちろん嬉しいですが、大変です。
上棟は皆で行いましたが、これからの作業は僕ひとり。
いつもだったら先輩の誰かと一緒に担当していますし、何かあれば親方に助けてもらえてたんですが、
一人での作業はやっぱり心配ではありますね…

 

◆親方や先輩大工と鹿島邸の現場で一緒に上棟ができた気持ちをお聞かせください。

とても楽しかったですが、めちゃくちゃ茶々は入れられました。(笑)
トラブルもありましたが、楽しい現場になってよかったです。
親方や先輩達がフォローしてくださったので、無事に1日で上棟することができました。
支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。

鹿島邸上棟インタビュー

(写真左から、大工の皆さん、鹿島大工、ご家族の皆さん、小森監督)

社長が写真を撮ってくださり、いい思い出ができました。
ありがとうございました。

 

鹿島さん、上棟おめでとうございました。
ご自宅ということで特別な思い出になると思いますが、
いつものように安全作業に気を付けて頑張ってください!

 

 

建築の面白さ

投稿者:第1建築部 石川 勇

現在、豊田市にて敷地面積4007.22㎡、建築面積1194.36㎡の工場の新築工事を担当しています。
最近の現場日記には、住宅やリフォームに関することが多くUPされていますが、
写真の様な比較的大きめな鉄骨造の工場などの新築工事を施工することもHarutaは可能です。

破れない網戸①

工場に限ることではありませんが、建物の構造や規模、敷地の形状や計画地周辺の環境、建築する時期など、
様々なシチュエーションがあり、建築する過程やアプローチする方法もまた様々です。

ゆとりのある工期、作業しやすい環境が整っていることに越したことはありませんが、
逆に何かしらのハードルとなる条件をひとつずつクリアしてゆく過程も、
建築の面白さのひとつだと個人的には感じています。

現在進行中のこの現場も、それらをクリアしている最中です。

破れない網戸②

大型物件の建築、承ります!!!

破れない網戸

投稿者:営業部 中根 幹訓

第1建築部の浅井マネージャーと一緒に、鉄筋コンクリート造の
3階建て住宅を事務所兼住宅に改修する工事を担当させて頂きました。
今回の工事の縁を取り持ってくれたのが、Harutaのサッシ工事を
いつも担当してくれてます株式会社長尾木鋼さんです。

竣工も近づいて来た頃、現場に足を運ぶと…
リビングのサッシに破れない網戸『SOLID-FLOW』が取付けてありました。

破れない網戸①

『SOLID-FLOW』とは、長尾木鋼さんのオリジナル商品の網戸で
ナイフやハンマーでも破れず、網戸本体にロック機能があるため
防犯性にも優れ、窓を開けたままでも外出が可能な優れものです。

破れない網戸②

建築の世界でもいろいろな新しい商品が開発されています。
最近では、コロナ対策として換気の計画も重要になってきていますし、
大型化する台風、毎年のように災害がおこる異常気象などにも
耐えうる建物を計画しなければいけません。

お客様が安心して暮らせる住宅を提供するためにも、
我々が新しい商品の知識を増やすことが大切です。

ものを活かす技術と工夫

投稿者:第2建築部 伊藤 和幸

古い木造住宅の改装工事を行っています。
今回、床の間の違い棚を洗面のカウンター台に転用しました。

ものを活かす技術と工夫①

Before

ものを活かす技術と工夫②

After

破棄する予定であった床の間の違い棚を、
筆返しが付いており杢目(もくめ)も綺麗だったことから、
「何とか活かしたい」と思い、お客様と相談して、
解体撤去から大工さんが丁寧な作業で取付けしてくれました。

板の状態を見たり、使える部分を加工したりして、
大工さんの手間と技術が必要な仕事だと思います。

良い物を少しでも活かせるように工夫すること、活かせるだけの技術力を持つことが、
リフォーム工事に携わる者として大切だと改めて感じました。

和風建築

投稿者:第1建築部 小林 哲

現在、木造住宅の新築工事に携わっています。
なかなかお目に掛かることの出来ない、貴重な仕事をさせて頂いています。
内部には茶室(4帖)があり、茶事を行う和室(8帖広間)も出来る予定ですので完成が今から楽しみです。

和風建築①

屋根は銀いぶしの一文字軒瓦。
住宅でこれだけの量の一文字軒瓦を使用するケースは少ないと思います。

和風建築②
和風建築②

玄関や茶室の外部庇は軒先軒裏を木材で化粧にしており、垂木や桁は桧や杉を使用しています。
また軒裏の意匠は木小舞に納めており、庇の天井板に椹(さわら)の羽目板を貼り並べています。

和風建築③
和風建築④

言葉や名称一つ一つにおいても調べて勉強することばかりですが、
造り手も減少している近代でこの様な体験や勉強が出来ることは凄く有難いことです。