現場日記
現場日記
12月もあと少し…
12月に入り冬らしい寒さになってきて、寒さ対策が必要な時期になってきました。
先日、寒くなる前に発注をしていた防寒着が届きました。
防寒着の色が以前はグレーっぽい色で、汚れが目立ってしまう!
との意見がありましたので、数年前からブラックに変更しました。
ないようサポートをしています。
そして、毎年11月末頃に3mほどの高さがあるクリスマスツリーを飾ります。
(今年は受付のプレートもクリスマスっぽくしてみました)
お近くを通られた際には、見て頂けると嬉しいです。
現在でもコロナの影響で、不便を感じ以前の生活になかなか戻る事ができませんが、
来年はこの状況が少しでも良くなればと思っています。
とある日の出来事
先日、道路で倒れていた女性をご自宅までお送りしました。
あまり詳しくはお聞きしなかったのですが、体調を大きく崩されて歩けないと
仰るほどの状態でした。
幸い何事もなくご帰宅されたのですが、
後日お礼を伝えに弊社に足を運んでくださいました。
あのような状況ではさぞ不安だったと思いますが、
自分が声をかけたことにより少しでも助けになったのならこの上ない喜びです。
写真はお礼に頂いた日本茶です。
社員一同、美味しく飲ませていただきました。
ありがとうございました。
和室リフォーム
先日、名古屋市内の個人のお宅でリフォーム工事をさせて頂きました。
本屋普請の大きい立派なお宅の、主に2階の工事だったのですが
その中の和室が新築当時のままで、壁が仕上がっていない状態でした。
それが下の写真です。
最近の住宅は左官壁の場合、下地はラスボードにプラスター塗りかモルタル塗り、
もしくはプラスターボード直に仕上げという方法が殆どです。
小舞荒壁の場合、荒壁塗、中塗、中塗仕上(地方によって呼び方が違うようですが)、そして仕上げ塗となります。
今回は荒壁は終わっていますので、中塗からになります。
私自身は今まで小舞荒壁での左官工事をした事がなく、今回この工事に携わる事により
貴重な経験が出来ました。
恐らく、この先も携わる事はほぼ無いと思うので大変興味深く見させて頂きました。
実際、ご年配の左官屋さんでもこの工法に携わるのは30年ぶりぐらいだと仰っていました。
施工も色々なやり方があり、職方さんに色々教えて頂きましたが
初めて聞くことばかりでとても新鮮でした。
今ではこのような工事は殆ど無くなってきているので、これらの技術や経験が失われていくのは
とても残念に思います。
下の写真は、中塗り仕上げの状態です。この状態で1か月ぐらいかけて乾燥させます。
今回のこのような貴重な経験を、また何かの機会に活かしていきたいなと思いました。
社員大工
先日現場を見に行ったら…。
社員大工たちが一生懸命仕事をしていました。
皆様にちらっとその風景をお見せします。
最初は何もできなかったのに今では皆がとてもたくましく感じます。
本当にカッコイイですよね!
自分も昔は大工になりたかったのを思い出しながら
しばらく見とれてしまいました。
仕事をよろしくお願いします。
伊勢神宮参拝
弊社がコロナ禍でも忙しくさせていただいているいるお礼と、
今後も事故無く現場が進められるようにと伊勢神宮に参拝に行ってきました。
私自身はS社社屋が無事故で完成できたこと、
Mマンションが着工するので事故無く工期内に完成できることのお願いをしてきました。
ニ軒茶屋角屋本店と伊勢角屋麦酒のビール工房を見学させていただきました。
なかなか見ることのできない貴重な昔の古い建物や小道具を見させていただいた後、
ビール工場で製造過程を見学しました。
最後に頂いた出来たてのビールや二軒茶屋餅はとても美味しかったです。
ありがとうございました。
「起こし」
第2建築部の川瀬です。
前回の現場日記で鹿島社員が土台伏せ時の養生の大切さを紹介してくれました。
今回はその土台伏せ時の大切な作業をもう一つご紹介します。
それは「起こし」の確認です。
「起こし」とは柱が垂直に立っているかを確認して調整することです。
住友林業さんのビッグフレーム工法は普通の在来工法とは違い、基礎に直接太い柱(コラム)を立てます。
この時点で「起こし」を確認しないと建物が真直ぐ建たないのでとても重要な作業です。
下げ振りという道具を使い垂直を確認します。
傾いていたら柱の下に鉄板を挟み込んで調整します。
鉄板の種類は3種類。
0.27mm、0.35mm、0.5mm。
この作業の精度でこの建物の「起こし」はほぼ確定してしまいます。
その後建て方を行った後、細い柱(管柱)の「起こし」も確認します。
土台伏せ時に確認しているので大きな狂いはありませんが微調整が必要な場合もあります。
このように要所要所で「起こし」を確認しないと建物は歪んでしまうので
適時に検査を行い品質の良い建物をお渡しできるように頑張ります。
土台伏せ
第2建築部の鹿島です。
大工工事の一番最初の仕事に土台伏せという作業があります。
まず最初にコラムという大きい柱を建ててから土台を並べ断熱材を入れて
床を伏せ、最後に養生するというのが土台伏せの大まかな手順です。
コラムの建て起こしや床のレベルも大事ですが、最後にする雨養生が
一番大切な工程だと私は思っています。
床が濡れてしまうと乾かすのも大変な上、お客様が
現場を見に来た際にきれいな状態を見ていただけないからです。
最後にゴミなどもきれいにまとめ、風で飛んでいかないようにして
作業終了となります。
こだわりの家づくり
第2建築部の鈴村です。
弊社で大工工事を請け負っていただいてる職人さんのご自宅を担当させてもらっています。
間もなく完成・お引渡しとなるところです。
今までも、会社関係の方の建物を何件か担当させていただいており
現場監督としてとても嬉しく、そして有難く感じています。
今回は大工さんのご自宅ということもあり、こだわりが詰まった建物になりました。
特にリビングのヘリンボーンは一番のポイントで、大工さんの腕の見せ所です。
とてもきれいに仕上がりました。
建方中の現場見学では、「パパ!!ガンバレー!」とお子様の声が響いていたのを
思い出します。
木工事中にはパパの仕事ぶりが見れて、お子様は興奮していました。
奥様・お子様と共に、家づくりを楽しんでいらっしゃるなとひしひしと感じます。
心に残る家づくりに携われてとても有難いです。
今後もご期待に添える建物を作っていきたいと思います。
蒲郡市
弊社が工事を担当させて頂く現場は、名古屋市内もしくはその近郊だけではありません。
今は、蒲郡市にて社屋の建替え工事に携わらせて頂いております。
昔ながらの建物が多く残るここ蒲郡は、現場周辺を見渡すと昨今の建築手法では
あまり見受けられない外装の建物がチラホラと見られます。
現在進行中の建替え工事は終盤に差し掛かっており、もう間もなく足場を
解体するといったタイミングです。
建物が姿を現したとき、この蒲郡の街並みにどう溶け込んでいくのか
個人的には密かに楽しみにしているところです。
古民家の改装工事
第2建築部でリフォーム工事を担当している伊藤です。
古民家の改装工事を担当する機会があると、既設の建具を再利用することが多くあります。
古い建具は木肌が焼けた色合いや木の木目によるムラがあり味わい深く、
塗装してしまうのは勿体なく感じます。
写真は、古い納戸に使われていた引戸です。
当初は全面塗装の案もありましたが、全面塗装はせず水拭きのみとして
アルミ製レールと重量用戸車を取付け、金網張りだった部分をアクリルワーロンにして
元の木肌をそのまま残して再利用しました。
お客様のご希望にもよりますが、古民家の改装工事は使われている木材の時間経過の
深みも意匠として感じて頂けるようなリフォームをできることが、他にはない醍醐味だと思います。