リフォーム物件

投稿者:第2建築部 社員大工 山本 先日施工したリフォーム物件についてご紹介します。建物の内部を一度すべて解体し、床・壁・天井を新しく造り直しました。 まず、床には束石を設置し、湿気対策として気密シートを敷きます。このシートを貼ることで、湿気の影響を受けにくい快適な空間を確保できます。 次に、壁にはピンク色の吹き付け断熱材を施工し、断熱性能を高めました。 さらに、間仕切り部分には壁断熱材を充填し、遮音シートを張ることで、防音効果を向上させています。 これにより、室内の温熱環境を快適に保ちつつ、遮音性にも配慮した構造となっています。...

手刻み

投稿者:第2建築部 日比野 この度、お客様のご自宅で増築工事を担当させて頂きました。 昔ながらの入母屋造りで本屋普請の建物ということもあり、現在主流となっている工場加工(プレカット)での施工が 困難だったため、土台・柱・梁といった構造材をはじめ、 その他の材料すべてを大工さんに現場で【墨付け・手刻み】という工法を用いて造ってもらいました。 【墨付け】は材料に加工位置を記す作業で、【手刻み】は墨付けで記した箇所を手作業で切ったり掘ったりして加工する、 工場加工(プレカット)がまだ無かった時代に主流だった施工方法です。...

実家のリフォーム工事

投稿者:第2建築部 海上 妻の両親から「自宅の水廻りのリフォームをしたい」と相談がありました。 私自身、妻の両親に親孝行できていないので、 「この機会に少しでも…!」と、しっかりとした内容でリーズナブルにリフォームできるよう、 打ち合わせを重ねていきました。 築35年の木造住宅で、経年劣化した部分が多く、冬はとても寒い状態でしたが、 コストパフォーマンスの高い設備機器の採用や断熱性の向上により、 住み心地の良い、温かい家となりました。 親孝行できる機会は少ないですが、自分の仕事を通じて...

クレーン作業

投稿者:第2建築部 川瀬 第2建築部の川瀬です。 今回は、送電線の下でのクレーン作業の注意点をご紹介させていただきます。 建物の上空に送電線が通っています。 これを流れている電圧は6600V。 離隔距離を保たないと感電、ショートして名古屋市内の大半が停電してしまいます。 この現場では、地面から電線までが26m、 離隔距離を電線から4m以上確保しなければなりません。 クレーンのリミッターを22mで設定して作業します。(下図参照) 実際には、余裕をみてクレーンのリミッターを20mで設定して作業しました。...

光波測量機

投稿者:第2建築部 鈴村 今回は、測量機器についてご紹介をします。 弊社では、測量機器をトランシット(角度測定)・レベル(高さ測定)の他に 工法に合わせた光波測量機(通称:杭ナビ)という機器を使用しています。 この機器に驚きました! 例えば、私が担当している 木造建築でコンクリートで作られた基礎と木造部分を接続する土台を強固にする必要があります。 アンカーボルトによって緊結します。 アンカーボルトの位置精度をmm単位で合わせる必要があるのですが、ここで杭ナビの出番です。...

感震ブレーカー

投稿者:第2建築部 伊藤 先日、お客様のご自宅に感震ブレーカーの取付をさせて頂きました。 感震ブレーカーとは、地震による大きな揺れを感じた際に、 自宅内のブレーカーを自動で切ってくれる装置です。 東日本大震災や能登半島地震で発生した電気による通電火災防止のため、 名古屋市から木造住宅密集地域に設置推進の案内があったとのことで 「パンフレットを見たけど、種類が多くて良く分からないから、 うちに合うタイプの選定ふくめてお願いしたい。」 とご相談頂きました。 こちらがパンフレットの一部です。...