投稿者:第1建築部 小林 哲
現在、木造住宅の新築工事に携わっています。
なかなかお目に掛かることの出来ない、貴重な仕事をさせて頂いています。
内部には茶室(4帖)があり、茶事を行う和室(8帖広間)も出来る予定ですので完成が今から楽しみです。
屋根は銀いぶしの一文字軒瓦。
住宅でこれだけの量の一文字軒瓦を使用するケースは少ないと思います。
玄関や茶室の外部庇は軒先軒裏を木材で化粧にしており、垂木や桁は桧や杉を使用しています。
また軒裏の意匠は木小舞に納めており、庇の天井板に椹(さわら)の羽目板を貼り並べています。
言葉や名称一つ一つにおいても調べて勉強することばかりですが、
造り手も減少している近代でこの様な体験や勉強が出来ることは凄く有難いことです。