投稿者:第2建築部 伊藤
第2建築部でリフォーム工事を担当している伊藤です。
古民家の改装工事を担当する機会があると、既設の建具を再利用することが多くあります。
古い建具は木肌が焼けた色合いや木の木目によるムラがあり味わい深く、
塗装してしまうのは勿体なく感じます。
写真は、古い納戸に使われていた引戸です。
当初は全面塗装の案もありましたが、全面塗装はせず水拭きのみとして
アルミ製レールと重量用戸車を取付け、金網張りだった部分をアクリルワーロンにして
元の木肌をそのまま残して再利用しました。
お客様のご希望にもよりますが、古民家の改装工事は使われている木材の時間経過の
深みも意匠として感じて頂けるようなリフォームをできることが、他にはない醍醐味だと思います。