投稿者:第2建築部 森本 秀樹
先日、取引先のハウスメーカーさんの現場にて茶室を施工させて頂く機会がありましたので、
茶室の各釘についてご紹介します。
まずは水屋の竹釘です。
水屋というのは茶道具を洗う所です。
この竹釘に柄杓などを掛けます。
![それぞれの役割 それぞれの役割①](https://haruta-kk.com/wp-content/uploads/2021/06/★写真①.jpg)
次に釜蛭釘です。
炉中心の天井取付して釣釜を吊るすための釘です。
![それぞれの役割 それぞれの役割②](https://haruta-kk.com/wp-content/uploads/2021/06/★写真②.jpg)
次に花蛭釘です。
床の間の天井に取付して釣花入を吊るすための釘です。
![それぞれの役割 それぞれの役割③](https://haruta-kk.com/wp-content/uploads/2021/06/★写真③.jpg)
次に花釘です。
床の間の床柱に掛花入を掛けるための釘です。
![それぞれの役割 それぞれの役割④](https://haruta-kk.com/wp-content/uploads/2021/06/★写真④.jpg)
次に柳釘です。
床の間の入隅柱に打ち、柳を入れる花入を掛けるための釘です。
![それぞれの役割 それぞれの役割⑤](https://haruta-kk.com/wp-content/uploads/2021/06/★写真⑤.jpg)
次に二重折釘(軸釘)です。
床の間の天井廻縁下端に掛物を掛けるための釘です。
![それぞれの役割 それぞれの役割⑥](https://haruta-kk.com/wp-content/uploads/2021/06/★写真⑥.jpg)
最後に無双釘です。
床の間正面の壁の中央に掛花入を掛けるための釘です。
![それぞれの役割 それぞれの役割⑦](https://haruta-kk.com/wp-content/uploads/2021/06/★写真⑦.jpg)
一つ一つ釘の役割があり、種類もたくさんありましたのでとても勉強になりました。