投稿者:第2建築部 日比野
先日、名古屋市内の個人のお宅でリフォーム工事をさせて頂きました。
本屋普請の大きい立派なお宅の、主に2階の工事だったのですが
その中の和室が新築当時のままで、壁が仕上がっていない状態でした。
それが下の写真です。
今回の工事でこの和室を聚楽で仕上げる事になりました。
最近の住宅は左官壁の場合、下地はラスボードにプラスター塗りかモルタル塗り、
もしくはプラスターボード直に仕上げという方法が殆どです。
小舞荒壁の場合、荒壁塗、中塗、中塗仕上(地方によって呼び方が違うようですが)、そして仕上げ塗となります。
今回は荒壁は終わっていますので、中塗からになります。
最近の住宅は左官壁の場合、下地はラスボードにプラスター塗りかモルタル塗り、
もしくはプラスターボード直に仕上げという方法が殆どです。
小舞荒壁の場合、荒壁塗、中塗、中塗仕上(地方によって呼び方が違うようですが)、そして仕上げ塗となります。
今回は荒壁は終わっていますので、中塗からになります。
私自身は今まで小舞荒壁での左官工事をした事がなく、今回この工事に携わる事により
貴重な経験が出来ました。
恐らく、この先も携わる事はほぼ無いと思うので大変興味深く見させて頂きました。
実際、ご年配の左官屋さんでもこの工法に携わるのは30年ぶりぐらいだと仰っていました。
施工も色々なやり方があり、職方さんに色々教えて頂きましたが
初めて聞くことばかりでとても新鮮でした。
今ではこのような工事は殆ど無くなってきているので、これらの技術や経験が失われていくのは
とても残念に思います。
下の写真は、中塗り仕上げの状態です。この状態で1か月ぐらいかけて乾燥させます。
この状態でも他の施工とは違って温かみや趣があり、何とも言えない良さがありました。
今回のこのような貴重な経験を、また何かの機会に活かしていきたいなと思いました。
今回のこのような貴重な経験を、また何かの機会に活かしていきたいなと思いました。