投稿者:第2建築部 川瀬
第2建築部の川瀬です。
前回の現場日記で鹿島社員が土台伏せ時の養生の大切さを紹介してくれました。
今回はその土台伏せ時の大切な作業をもう一つご紹介します。
それは「起こし」の確認です。
「起こし」とは柱が垂直に立っているかを確認して調整することです。
住友林業さんのビッグフレーム工法は普通の在来工法とは違い、基礎に直接太い柱(コラム)を立てます。
この時点で「起こし」を確認しないと建物が真直ぐ建たないのでとても重要な作業です。
下げ振りという道具を使い垂直を確認します。
傾いていたら柱の下に鉄板を挟み込んで調整します。
鉄板の種類は3種類。
0.27mm、0.35mm、0.5mm。
こんなに薄い鉄板を1枚挟むだけでかなり変化します。
この作業の精度でこの建物の「起こし」はほぼ確定してしまいます。
この作業の精度でこの建物の「起こし」はほぼ確定してしまいます。
その後建て方を行った後、細い柱(管柱)の「起こし」も確認します。
土台伏せ時に確認しているので大きな狂いはありませんが微調整が必要な場合もあります。
このように要所要所で「起こし」を確認しないと建物は歪んでしまうので
適時に検査を行い品質の良い建物をお渡しできるように頑張ります。