Harutaの棟梁格である石走大工さんからスゴい資料本を二冊もらいました。
一冊は大工さんの道具である”さしがね”を使った規矩術の本。
もう一冊は和風建築の本です。
去年の夏頃、技能五輪に出場することを石走大工さんに伝えると、
規矩術の本があるから・・・とこんな分厚い本を貸して頂きました。(測ってみると7cmも!)
正直言うと読むだけでは書いてあることはさっぱり分からず、見ていくのが精一杯でしたが、
カラス口という製図用のペンを用いて描かれたであろう手書き図面の迫力に圧倒されます。
利便性や効率性ではコンピューターのCAD図面の方が優位なので、
最近では手書き図面をほとんど見かけませんが、とても新鮮、そして美しさに見ていて飽きません。
昭和51年発行、当時の価格で4万円!
こんな高価な本を修行時代に入手した石走大工さんの建築にかける姿勢には感服しますし、
昔の大工さんたちは規矩術を使って家をつくっていたと思うと尊敬します。
私もそんな大工を目指して、勉強していきたいと思います。
一冊目の規矩術の本は社内でも理解できる人がいないので、
今度石走大工さんに教えてもらわないと…!