第2建築部の川瀬です。

私は自社物件や地元のデベロッパーさんの物件を主に担当しています。
デベロッパーさんによって仕事の進め方は異なりますし、自社物件では
長期優良住宅や省令準耐火などお施主様のご要望によって仕様が変わります。

同じ仕様の物件を続けて担当することは稀なので、毎回大工さんと仕様を確認しながら作業をしていきます。

それでも守らなくてはいけないのが品質です!
今回は品質を守るための工夫を1つ紹介します。

壁や天井にはプラスターボード(石こうボード)を貼ります。
このプラスターボードは専用のビスで固定しますが、ビスを打つ間隔「ビスピッチ」が決められています。
防火や耐力の関係などで変わりますが、100mmや150mm、200mmの間隔で打ちます。

これを感覚だけで打っていては間隔が変わってしまうので、きちんと目印を付けます。
そのための道具がこれ!

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木の棒に等間隔でビスを打ち、これをプラスターボードに押さえつけて印を付けます。
他にも、積み重ねてあるプラスターボードの側面に印を付ける方法やマーキングする道具を転がす方法もあります。

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その後プラスターボードを貼っていくとビスが等間隔に揃っていて見た目が綺麗です。
クロスを貼れば隠れてしまいますが、品質を守るためにひと手間惜しまず、
良い建物を作れるように職人さんたちは頑張ってくれています。