先日、荷物のお届けにとある現場へ行ってきました。
今が最盛期と言うのでしょうか、本当にたくさんの職人さんが黙々と作業をしていました。とても話し掛けられる雰囲気ではないので、作業の邪魔をしないようにコソコソっと現場内を見学させて頂きました。
そんな中、とても貴重なモノを見る事が出来ました。
2階のテラスデッキに設置される木の化粧梁。木造のお家で使用されるものよりはるかに背が高く、大人5人掛りでやっと少し移動できるだけのとても大きな梁でした。それを、2本繋げて使うのですが、その繋ぎ部分は『しゃち栓継ぎ』と言うそうで大工さんが手加工したものです。
それを慎重に2階へ吊上げ、予め設置してあるビスに合わせて建物に接合させます。
1本が留め終わると、2本目の梁を1本目の梁に繋ぎ合わせながら、建物に接合して行きます。
70歳代の大工さんが梁の上に登りハンマーで叩きながら、継ぎ手部分を微調整して少しずつ1本の梁になって行きました。
今日見た出来事はこの物件の中のほんの一部分のことですが、職人さんや監督たちの姿に素直に感動してしまいました。
「現場監督さんはこの様な体験を山ほどしているんだろうなぁ」と思うと大変だと思いますが、少し羨ましくなりました。
この現場、もう少しで完成を迎えます。あと少し、みなさん頑張って下さい!